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これから不動産購入をお考えの方や、今お探しの方にも是非読んで頂きたい「不動産Q&A」というシリーズです。
マンション購入をご検討されるお客様からのご相談の一つにこのような相談があります。
「ビックコミュニティーって何?」
「大きなマンションと小さなマンションはどっちが良いの?」
などのお話があります。
集合住宅であるマンションは、その戸数によって規模や条件、管理や将来的な資産価値などが変わってきます。
今回は、マンションをご検討の際に重要なポイントのマンションの規模について、「大規模マンション」と「小規模マンション」の2回に分けてメリット・デメリットをお話していきます。
それでは早速いってみましょう。
「大規模マンション」とは?
「大規模マンション」とは。一般的に総戸数が100戸を超えるマンションをそのように呼びます。
今回の話では、分かりやすくするために「大規模マンション」を100戸以上、それ以下を「小・中規模マンション」と位置づけてお話ししていきます。
「大規模マンション」は、構造によって2つに分けられます。一つが「タワーマンションタイプ」もう一つが「多棟マンションタイプ」。
「タワーマンションタイプ」は、皆さんも良くご存じかと思いますがテレビなどでも取り上げたりされることの多い、都心などに多く見られる階数の多いマンションのことです。
「多棟マンションタイプ」は、敷地内に複数の棟があるマンションで全体の面積が非常に広く、敷地内に公園などがあり小さな子どものいるファミリー層などに人気があるマンションです。
それでは、「大規模マンション」のメリットとデメリットについて話していきます。
「大規模マンション」のメリット・デメリット
メリット
・資産価値が高い
マンションは、「管理を買え」なんて言葉もあるほどマンションの管理体制は重要なポイントです。この管理体制が、大規模マンションの場合には悪化しにくいと言われているためです。
総戸数が100戸を超える「大規模マンション」の場合、数件の管理費などの滞納があっても全体に及ぼす影響は「小・中規模マンション」に比べて少ないので「管理体制」に大きな影響が出ないため資産価値が下がりにくいといわれています。
※管理費の滞納をおススメしているわけではありません。
・共有施設が充実
「大規模マンション」は、共有施設(パーティールーム・来客の宿泊施設等)が充実している物件が多い傾向にあります。その他、物件によっては建物の一部にスーパーやコンビニエンスストアなどの生活施設がある物件もあります。
・緑や公園があることも
「多棟マンションタイプ」の物件は、小さなお子さんのいるファミリー向けに作られていることが多く、マンションの敷地内に公園や広場などファミリー向けの施設が充実している傾向があります。
・管理費、修繕積立金が安い
マンションの維持・修繕・管理には多くの費用がかかります。その費用は、管理費・修繕積立金から支払われます。そのため、支払いをする戸数の多い「大規模マンション」の方が払う人数が多いので一戸あたりの負担が軽くなります。
※共用施設が充実している物件によっては、管理費等が高額な物件もあります。
デメリット
・住民の意見がまとまらない
「大規模マンション」は、住民が非常に多いためマンション内に意見をまとめることができる住民がいない場合、大規模修繕などマンション全体で意思をまとめる必要がある時にまとまりづらいことがあります。
・実は利便性が悪いことも
これは以前お話した「住みやすいのはどっち?高層階編」でもありましたが、「大規模マンション」は実は利便性が悪いこともあります。
「大規模マンション」は、「タワーマンションタイプ」は上から下に「多棟マンションタイプ」は広い敷地からマンションの外に出るために時間を要する場合があります。
インターネットなどに記載されている最寄り駅までの距離や時間はあくまでも、マンションの敷地入口から駅までの距離であり、実際に住む部屋から駅までの距離ではないことに注意しましょう。
・住戸数が多いため、住民の入れ替えが多い
全戸数が100戸を超えるような「大規模マンション」は、住戸数が多いため常にマンション内で販売されている部屋があり、住民の売れ替えが多くなります。
そのため、マンションの住民以外の人の出入りが多く不審な人がいても気づかないなどの心配もあります。
まとめ
今回は、「大規模マンション」のメリットやデメリットについてついてお話しました。
「大規模マンション」は、資産価値が高く・共用施設が充実しているなどのメリットがあります。しかし、大きすぎるがゆえに、マンション内の出入りが多く人とのつながりが希薄になってしまい、敷地内に知らない人がいてもわからないなどのデメリットもあります。
私は「大規模マンション」が向いている人は
・共用施設や緑の多い住環境が欲しい
・資産価値が落ちにくい物件が良い
・管理費・修繕積立金が安い
・ファミリー向けの物件が良い
などを優先するお客様が向いているのではないかと思います。
マンションをご検討の際は、自分がマイホームに何を優先しているのかを良く考えて物件探しをするようにしましょう。
次回は、2回目になる「小規模マンション」についてお話していきます。
クルーハウジング 金島