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これから不動産購入をお考えの方や、今お探しの方にも是非読んで頂きたい「不動産Q&A」というシリーズです。
クルーハウジングで購入した新築のマイホーム。
せっかく購入したそのマイホームから
「ミシッ!」
「パキッ!」
など、寝静まった深夜に聞こえる不思議な音。
心霊現象を思わせる不思議な音におどろいた方もいらっしゃるでしょう。
すべてのお客様ではありませんが、そんな音がするとのご相談を受けることがあります。
今回は、この不思議な音「家鳴り」についてお話していきます。
それでは、早速いってみましょう
「家鳴り」とは?
シンプルに言うと木材の伸びたり縮んだりする伸縮音のことです。
日本の一般的な住宅の大半は木を材料にした木造住宅です。
その木造住宅に使用される木材。
「木は呼吸をする」と言われてます。
木が、湿気を吸ったり、湿気を放出したりします。
そのため、木材が組み合わさった部分や木材の節などが、乾燥や膨張をすることで音が発生します。
深夜に発生することが多いと思われていますが、実際には昼間も鳴っています。
生活音にまぎれて気がつかないのですが、夜は周りが静かになるためその音に気付きやすくなるというわけです。
そのため「家鳴り」は夜におこる現象と思っている人も多いと思います。
そういうわけでこの「家鳴り」は決してお化けの仕業などではなく、木造住宅あるあるなのです。
つづいて、「家鳴り」が発生する原因についてお話していきます。
・新築住宅の場合
新しく建築した建物で「家鳴り」が発生する多くの原因は、建築に使用した木材が水分を含んでいることが原因です。
水分を多く含んだ木材が、乾燥する時期になり水分を放出したことにより縮んだことが原因でおこるので、建物が建築され数年経って木材同士がなじむことで、この「家鳴り」も徐々におさまってきます。
・古い住宅の場合
古くなった住宅の「家鳴り」の原因の多くは、新築住宅と同じ原因の場合もありますが、その他の原因では家具などの位置によるバランスの変化が考えられます。
例えば、大きな本棚やピアノなどの重い家具などがある部屋の影響で、家全体の重量のバランスが悪くなり「家鳴り」がおこる原因となるのです。
大きな本棚やピアノなどは、新築当時から動かすことが少ないため決まった部屋だけに重さが集中してしまいます。
大きな本棚やピアノを置くさいには、家全体のバランスを考えて配置すると良いでしょう。
その他、地震などの影響も考えられます。地震による地面の傾きの影響で家の一部分に重さが集中することなどでも「家鳴り」が発生することがあります。
まとめ
今回は、せっかく買ったマイホームにお化けでも出るのではないかと心配になってしまう「家鳴り」についてお話しました。
新しく購入した新築戸建であれば、馴染んでいない木材同士や節などが発生する原因なので大きな心配はいらないでしょう。
しかし、古い住宅の場合は大きな家具や地震などの影響で家のバランスがくずれることによる「家鳴り」の場合もあります。
この場合は、家具などの配置を変えたりすることで軽減することもありますが、地震の影響の場合は大きな問題になってしまうことも考えられます。
古い住宅の場合は、建物の耐久性や耐震性が低下している場合がありますので、安易にそのままにせず専門家に相談するようにしましょう。
クルーハウジング 金島