不動産Q&A:【50代でも住宅ローンが組めるの?】
いつもクルーハウジングのブログをご覧いただきありがとうございます。
これから不動産購入をお考えの方や、今お探しの方にも是非読んで頂きたい「不動産Q&A」というシリーズです。
先日、私(52歳)と同じ年代のお客様が来店いただき
「50代なんですが、住宅ローンを組むことはできますか?」
とのご相談を受けました。確かに、50歳であっても住宅ローンを組むことはできますが、いくつかの問題が存在します。
そこで、今回は50歳での借入れについての注意点などについてお話ししたいと思います。
それでは、早速始めましょう!
50代でも住宅ローンが組めるの?
もちろん、50代であっても住宅ローンを組むことは可能ですが、定年後にもローン返済が続く場合、どのように支払いを進めるか事前に計画を立てることが重要です。
以下では、50代でどれくらいの住宅ローンが組めるのか、またその際のメリットとデメリットについて詳細に説明します。
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50代で住宅ローンを組むメリット
50代での住宅ローンの借入れは、一般的には遅めのスタートですが、その年齢から始めることのメリットもあります。
・老後の生活に合わせた住まいの選択が可能
老後のことを考えて、住宅を選ぶことができます。例えば、子どもが既に独立している場合は、夫婦二人だけの生活に適したサイズの物件を選ぶことができるでしょう。
また、バリアフリー設計など、年を取っても快適に過ごせる住まいを選ぶことも可能です。
・経済的余裕が生じやすい
子どもの教育費の支払いが終わり、老後に向けて一定の資産が築かれていれば、収入の大部分を住宅ローンの返済に割り当てることができます。
更に、繰り上げ返済を利用して、現役時代にローンを完済することも無理ではありません。
50代で住宅ローンを組むデメリット
50歳から住宅ローンの借入れのデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
・審査が厳しくなる可能性がある
多くの金融機関は、借り入れ時の年齢を審査の一環としています。50代は借入可能な年齢ですが、希望する借入額が大きい場合や年収が少ない場合、30代や40代に比べて審査で不利になることがあります。
また、一部の銀行では、審査を通過できない場合もあります。
・団体信用生命保険の加入が困難になることも
50歳で健康上の問題がある場合、団体信用生命保険(団信)への加入が難しくなる可能性があります。
団信加入が不要な住宅ローン商品もありますが、選択肢は限られ、条件面では不利な金利などが設定されることが多いです。
・老後資金の減少リスク
資金計画を誤ると、老後のために準備していた資金が住宅購入に充てられ、老後資金が減るリスクがあります。
このリスクを回避するためには、購入する住まいを資産として捉え、資産価値が高い物件を選ぶことが重要です。
50代で住宅ローンを組む際の注意ポイント
50代から住宅ローンを利用する際の重要なポイントについて、メリット・デメリットを踏まえて、特に気をつけるべき点を挙げます。
・老後の生活資金をしっかり計算
定年の年齢が上がっている昨今では、定年退職と老後がほぼ同時に訪れます。住宅ローンを組む前に、定年までにどれだけの老後資金を用意できるかを計算しましょう。
そして、老後資金をローン返済に使わずに済むかを事前にシミュレーションすることが肝心です。
・頭金はできるだけ多く
50代では定年が近づいていますから、借入額を減らし、無理のない返済プランを立てたいものです。そのためには、頭金を多くして返済額や返済期間を短縮することが重要です。
・収入と支出のバランスを考慮し、借入期間を短く
理想的には、定年時にローンを完済することです。借入期間を15年程度にすると月々の返済は大きくなりますが、収入減少が見込まれるため、定年後を返済計画に含めるのは無理があります。
定年後も返済が続く場合は、その時の収支バランスを考慮し、定年後の返済期間をできるだけ短く設定しましょう。
・他の借入れは完済する
金融機関は住宅ローンの借入額を決定する際に、他の借入れの有無を確認します。車のローンや教育ローンが残っている場合、借入額が減ることや、金利の優遇措置が受けられないリスクがあります。審査前に他の借り入れは完済しておくのが理想的です。
まとめ
今回は「50代で住宅ローンは組めるの?」についてお話させていただきました。
この記事を読んで、「50歳で住宅ローンを組むのは遅いかな」と不安に感じる方もいるでしょう。
実際、50代で借入を開始する人の割合は全体の約15%と言われています。少ない割合ですが、珍しいわけではありません。条件を整えれば、十分に借入を開始できる年齢だと言えます。
しかし、「条件を整える」という部分を正確に理解し、実際にそれをクリアするのは容易ではありません。
後半で紹介した内容は、こうした懸念を意識しているので、住宅ローンを組む前にもう一度問題がないか確認することが大切です。
クルーハウジング 金島
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