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これから不動産購入をお考えの方や、今お探しの方にも是非読んで頂きたい「不動産Q&A」というシリーズです。
今回は、前回の「管理規約」に続きマンション購入時にはしっかりと内容を確認するのが大切なマンションの細かなルールにあたる「使用細則」についてのお話です。
それでは早速いってみましょう。
「使用細則」とは?
前回お話しした「管理規約」で決められているマンション内のルール。その内容について細かく具体的にしたものが「使用細則」になります。
この「使用細則」も、「管理規約」同様にマンションごとより異なりますが、区分所有者法やその他の法律に違反するようなものは無効になります。一般的な項目は、下記のようなものが定められています。
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「使用細則」でチェックしておくべきポイント?
・専有部分に係る使用、居住に関する規定
分譲マンションは、通常、居住用として使用されるルールとなっています。会社の事務所・店舗などの他の目的での使用については、「管理規約」や「使用細則」で決められています。居住用以外の使用を制限しているマンションであれば、居住者以外の出入りは多くありません。事務所や店舗といった使用を考えている方は、それが「管理規約」や「使用細則」で制限されていないかしっかりと確認しましょう。
・専有部分のリフォーム等
マンションは、専有部分が区分所有者の資産であっても、すべてが自分の自由にリフォームできるわけではありません。下の階への防音対策で使用する床材の遮音性の等級などの規定が定められている場合があります。物件購入に、専有部分のリフォームを考えている場合はリフォームに係る「使用細則」をチェックしておく必要があります。
・窓ガラスやサッシ、玄関ドアのリフォーム等
分譲マンションは、窓ガラスやサッシ、バルコニー、玄関ドアなどは共用部分になっていることが多く、区分所有者であっても、自由にリフォームすることはできません。しかし、近年築年数の古いマンションは断熱性や遮音性工場のため、窓ガラスやサッシのリフォームを許可しているところもありますが、各戸が自由にリフォームしてしまうと外観イメージが変わってしまう問題があります。その為、工事方法や素材、色などのリフォーム内容について「使用細則」で制限されていることがあります。
・専用庭、バルコニー
各戸で専用使用する箇所ですが、権利関係としては共有部分の専用使用となっている場合が多く、使用方法についても「使用細則」によりルールが定められています。物置などが設置不可だったり、専用庭を畑のように使用できないなどの制限がある場合があります。特に、共用部分やバルコニー・専用庭などでの喫煙を禁止する「使用細則」が多くなっています。
・駐車場、駐輪場の使用方法や料金など
自転車やオートバイ置き場、駐車場の使用方法についても細則によって定められています。住戸あたりの利用台数(自転車、オートバイ、車)やサイズなどの制限があります。大きな車(ハイルーフ等)を駐車したい場合は注意が必要です。しっかりと確認するようにしましょう。
・ペットの飼育
ペットを飼育されている方やこれから飼育を考えている方は、ペットの飼育に係る「使用細則」をしっかりチェックしておきましょう。マンションによって、飼育できるペットの種類、サイズ、飼育の頭数などが「使用細則」で定められています。そもそも、ペットの飼育が許可されていないマンションもあります。必ずチェックしておきましょう。
・楽器の演奏
集合住宅であるマンションは、発生させる音に対しても制限が定められている場合があります。楽器などの音の出るものの使用に関して、使用不可や使用時間などが定められている場合があります。
まとめ
今回は、「使用細則」についてお話させていただきました。
多くの人が暮らす集合住宅であるマンションでは、多くの人が快適に暮らし、マンションの資産価値を守るために「管理規約」や「使用細則」というルールは必要不可欠なものです。
居住するすべての人が、トラブルなく快適に暮らしていくためにもこのルールは必ず守るようにしましょう。
中古マンションの購入を考えている方は、「管理規約」「使用細則」の内容についてしっかりとチェックし、自分の考えている生活に合っているかしっかりと確認するようにしましょう。
もちろん、わからない部分があれば担当者に相談してください。
弊社スタッフは、そんなお客様の相談にしっかりとお答えします。
クルーハウジング 金島